2011年11月30日水曜日

先払いレストラン

シカゴで人気のNEXT RESTAURANT

ネットのみの予約で、予約した時に支払うことになっていて、
日時によって同じメニューでもお値段が変わります。

さらにメニューも、タイ料理やフレンチとか、
時期によって大きく変わるという
記事にも書かれているけど、
まるでブロードウェイのショーのようなシステム。


まさかレストランで先払いが出来るとは
思わなかった。

他にどんなものが先払いビジネスとして成り立つだろうかなぁ。。。




クーリエ・ジャポン 1月号より
(今月号も最高に面白い!!)

2011年11月29日火曜日

カーネル・サンダースのお話 4

最後にカーネルおじさんの言葉をご紹介します。



「何を始めるにしても、ゼロからのスタートではない。

失敗や無駄だと思われたことなどを含めて、

今までの人生で学んできたことを、決して低く評価する必要はない。」





「大恐慌の時、町のみんなが一文無しになった。
もちろんわしもだ。
だからガソリンスタンドを手放すしかなかった。


たぶん、この時わしがずいぶん落ち込んだのでは
ないか、と思っているんじゃないのかな。


そんなことはないよ。


わしはどんな失敗や挫折も、もう一度やり直す
チャンスや、何か新しいことを始める機会を
与えてくれるものだと信じているからね。」



「何をするにしろ、神様が味方してくれないような
やり方をして、うまくいくはずがない。


ビジネスにしても、神様が応援してくれないような
ものが成功するはずがない。


多くの人がこのことに気がついていないのは残念だ。」



―――――――――――――――――――――――――――――



つづいて、カーネルさんが感銘したロータリークラブのスローガン

・他の人に最高のサービスをする人が、最も利益を得る人だ

・自分の利益のことを考える前にまず貢献することだ




さらにロータリークラブの四段階テスト

1.そのビジネスに嘘偽りはないか?

2.そのビジネスは関係するすべての人に公平なものか?

3.そのビジネスは良好な人間関係を作っていくものか?

4.そのビジネスは関係するすべての人にとって有益なものか?


―――――――――――――――――――――――――――――



アメリカではよくある話かもしれませんが、
カーネルがビジネスの権利を手放した後、会社は
売上増、利益率を上げるために、カーネルが
「やってほしくないこと」を色々とやり始めたんです。


たとえばコストを下げるために、ミルクの代わりに
水やパウダーを使ったりして。


実際にそれですごく儲けだした。


だけどカーネルにしてみれば、利益のために自分が完成
させた味が変えられていくのがすごく悲しかったのだと思う。


でも、そのうち売り上げが落ち込んできて、
「原点に戻ろう」ということになった。
やっぱりごまかしは長続きしない。




―――――――――――――――――――――――――――――


慈善事業にも力を入れていました。

・ガリレーン・チルドレン・ハウスという孤児院に度々訪れ、
 アイスクリームやお菓子を子供たちに与えました。
 クリスマスイブには、レストランを昼で終わりにして、
 子供たちにターキーにご馳走しました。

・アルコール中毒の人を立ち直らせようと、
 匿名禁酒同盟に参加して、積極的に取り組んだ。

・テレビコマーシャルの1年間の出演料、10万ドルを
 そのまま大学に寄付

・自伝の印税をすべて病院や恵まれない子供に寄付

・カナダのフランチャイズの売り上げ全てを、カナダの学校や教会
 慈善団体に寄付


―――――――――――――――――――――――――――――


ビジネスの成功のヒントがたっくさん詰まった
本ですので、是非読んでみてください。
強くおすすめします。




カーネル・サンダースのお話 3

KFCを起業して、一軒一軒のレストランを
営業している時のエピソードです。

最初はかなり手こずったそうですが、
改善KAIZENを繰り返していっていて、
最終的にたどり着いた営業方法がこれ↓


―――――――――――――――――――――――――――――



カーネルはフライドチキンをレストランへ売り込んだ時、
徐々にレストランへのアプローチも工夫を凝らしていった。


見込みがありそうなレストランを見つけるとオーナーと
掛け合い、昼の忙しい時間帯が過ぎた後か、店を閉めた後に、
従業員の食事のためにフライドチキンを作らせてもらうようにした。


そしてオーナーと従業員が気に入ってくれたら、
カーネルはもう2~3日滞在して、今度はお客に食べてみて
もらうことをオーナーに提案していったのだ。


次に、妻と一緒にレストランを回ることを思いついた。
カーネルがチキンを揚げている間に妻が、レストランの中で
サービスすることにしたのだ。


妻はかつて南部上流社会で好まれたロングドレスを着て、
お客を入り口のところで出迎え、席に案内し、そして
フライドチキンを説明していったのである。


一方、カーネルも料理を作り終えてからダイニングルームに
行き、お客と話をするのを楽しみにしていた。


料理を作り終えたカーネルはエプロンをはずし、ポケットから
ナプキンを取り出し、ズボンに付いている小麦粉を払い落としてから、
用意しておいたチョッキと蝶ネクタイを着てダイニングルームに
出ていくのだった。


そしてフライドチキンを注文したお客のテーブルのところへ
行き、「お味はどうですか?」と聞いて回ったのである。


カーネルの白の上下のスーツに蝶ネクタイというおなじみの
スタイルは、このころ始まったのである。


このショーつき販売方法は、どこへ行ってもやんやの喝采で
受け入れられたそうです。


カーネルは当時のことを振り返り、

「お金がなかったので、広告などを出すかわりに
 自分たちがレストランでショーをやり、お客を
 楽しませることにした。この他にも、自分に
 考えられるありとあらゆることをした」

と語っている。


カーネル・サンダースのお話 2

カーネルおじさんのガソリンスタンド時代の
エピソードをどうぞ。


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 カーネルのガソリンスタンドは繁盛した。
時代の波に乗ったせいもあるが、カーネルの
徹底したサービスが、人気を呼んだことも
見逃すことはできない。


 当時のケンタッキーにはハイウェイはもちろんの
こと、舗装された道路もほとんどなく、車は田舎道を
土埃りを巻き上げて走っていた。


 カーネルはガソリンスタンドに車が入ってくると
飛んでいき、いきなり車の窓をまず洗ってあげ、次に
ボンネットをあけてラジエーターの水をチェックして、
それからおもむろに

「ガソリンは必要ですか?」

と聞くのだった。


汚れた車内を掃除するために、カーネルのズボンのポケット
にはいつも小さなほうきがささっていたという。


道を尋ねに来ただけでも、車の掃除をしてあげたり、
ラジエーターの水やタイヤを点検してあげたりしたのだった。


このような徹底したサービスは、今の時代でもあまり見かけない
が、当時はもっと珍しいことだったのだ。


行きに道だけを尋ねに来た人でも、カーネルの親切に感謝して、
帰る時には多少回り道でも、カーネルのガソリンスタンドに寄って
ガソリンを入れていってくれる人も少なくなかった。


また、カーネルは質だけでなく量の面でも、
近郊のガソリンスタンドに差をつけた。


カーネルは、いつも朝の5時に店を開けていた。
他のガソリンスタンドは、店を開けるのが早いところでも
7時頃だったが、カーネルはその時間には、すでに
他の店の一日分の売り上げを上げていたのだ。


さらに毎晩カーネルは、夜9時に店を閉めた後に
タイヤの修理をしていた。終わるのが夜中の2時を
過ぎることも、めずらしくはなかったという。





カーネル・サンダースのお話 1

成功哲学系での定番、カーネル・サンダースさん。


65才の時に、幹線道路から離れた所に高速道路が
出来て、経営しているレストランが閑古鳥になった。


でも、そこからケンタッキーフライドチキンを起業。


お店の看板メニューだったフライドチキンのレシピを
売ろうと決意。数百店のレストランに断られながら、
後に大成功を収めるといった成功物語が有名です。


「カーネル・サンダース」という本を読んでみました。





今までのカーネルおじさんのイメージは、
田舎のレストランの気のいいおじさんが、
店を閉じることになって、一念発起して
起業し、慣れない営業について、一店
一店まわって、頑張り続けた甲斐があって
大成功。


でも、この本を読んで全くイメージが
変わりました。


30代までは職を転々としています。
農業、軍人、鉄道、弁護士、保険、秘書
タイヤのセールスマン、、、、

それからガソリンスタンドを起業して大成功。

さらに、レストランにホテルも始めて、これまた大成功。

KFCを始めた時も、なんと最初に営業した相手が契約して
くれています。

素人がいきなり始めたのではなく、長いキャリアの下地が
あった上での大成功でした。

僕のイメージがまるっきり違っていて、驚きました。


この本を読んで、カーネルさんが大好きになりました。
仕事が大好き、サービス大好き、人を喜ばせることが大好き、
人間味あふれる素晴らしい人格を持っている、まさに
あの人形そのもののような方だったみたいです。






2011年11月17日木曜日

小島慶子さんも大変だ

小島慶子キラ☆キラのポッドキャストを
過去に遡って聞いているのですが、
どうってことのない日常をしゃべった
この回を何故か何度も聞いてしまいます。

人間みんな一緒だなぁ。。。と安心するのかな。

小島家のちびっ子の暴れぶりに
小島さんがほとほと困っているのが、
不思議と面白いです。

2011年11月14日月曜日

ウォール街 デモ情報

ゴミのようなサブプライムローンを売りさばいて
世界中を騙さして、自分たちは一切責任を
とらず、あいも変わらず高級をもらって平気な顔を
している金融機関に対してのデモが続いています。


犯人なのに、あまりに大きい会社だからと、政府が多額の援助をして、
また高給をもらって、誰も捕まらない。


その影では、何も悪くない真面目な小さな銀行がバタバタ
潰れている。


この状態を見て「これはおかしい」と感じた若い女性が、
大きな銀行から、地元の地方銀行や信用金庫に預金を
移したことで、これが大きな運動に発展しているそうです。


この座り込みデモは、リーダーがおらず、明確な主張も
ないので、長くは続かないと思われていたけど、
誰かが面白いアイデアを出したら、あっという間に
広がっていくようで、面白いなぁ。。と思いました。



アメリカ在住の映画評論家・町山智浩さんの
ポッドキャストより:

2011年11月6日日曜日

被災者じゃなくて、復興者!!

大好きな本田晃一さんのブログに、
素敵な言葉が掲載されていました。


「被災者じゃないんだよ。復興者だよ。
復興するために、みんな凄い一生懸命なんだよ。」


これは本田晃一さんの友人の松乃わなりさんの
言葉です。


いい言葉だなぁ。。と思いましたし、
まさにそうだと思います。


松乃わなりさんのブログ

さだまさしさんと原田泰治さん

今日、新見市で行われている原田泰治さんの
展示会に行ってきました。


日本に当たり前のようにありながら、
その価値にあまり気づかれていない
美しい田舎の風景をたくさん絵にして
くれています。


別冊太陽「原田泰治」にあのさだまさしさんが
初めて原田さんに会った時のことをエッセイを
書いています。


さださんが原田さんを知ったのは、
暇つぶしに入った本屋さんで
たまたま買った「さだおばさん」という絵本でした。


腰が抜けるほど強い衝撃を受けて、
それ以来、ラジオなどで喋っていたら、
3年たって会うことが出来ました。


さだまさし
「実は3年前から泰ちゃんに会いに来ようと思って果たせなかった」

原田泰治
「おめさん、何事も無理しちゃいけなんねえずら。
 大丈夫。たとえば木の実なんか、熟したら自分で
 ぽとっと地面に落ちてくるみてえに、会わなきゃなんねえ
 人とはきっと会うように世の中できてるんだ。
 な、ほらこうして会えたじゃん」


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会いたくて走りまわって努力しても上手くいかないこともあれば、
なんかのきっかけですっと会えるときもあるし、
会えたときが一番のタイミングなのかもしれないですね。。。。



2011年11月5日土曜日

好きなことだけをやる 映画評論家 町山智浩さん

小島慶子キラ☆キラで、
映画評論家の町山智浩さんが
良い事言っていました。

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この前、映画雑誌について抗議した時に、
他の映画雑誌が、広告のことばっかり考えたり、
お金の儲かる企画とか、読者が多い企画だとか、
韓国のスターだとかそんなことばかりやって、
とにかく周りばっかり見て、上司を見て、
売上を見てって、やっていた雑誌が全部潰れて、

「そんなの関係ねえ。好きなことだけやる」

ってやっていた雑誌だけが生き残ったのと
同じですよ。(町山さんの映画秘宝のこと)

それと同じですよ。
好きなことやったって、みんなの顔色うかがって
お金のこと考えてやったって、どうせ死ぬんだから、
好きなことをやったほうが勝ちでしょう。


―――――――――――――――――――――――――――――

励まされました。

ポッドキャストはこちら→ http://www.tbsradio.jp/kirakira/2011/11/20111104-2.html

2011年11月4日金曜日

Nov 2011 音楽セレクト

Belinda Carlisle - Vision Of You




Crowded House - Don't Dream Its Over




Jessica Simpson - I wanna love you forever





I DREAMED A DREAM - Hayley Westenra





West Side Story-Tonight



Cats Musical - Memory




Janet Jackson- Everytime



Keri Noble "Talk to Me"



Ronan Keating & Jeanette - We've Got Tonight


2011年11月2日水曜日

夕学五十講: 加藤嘉一氏 2

せっかくなので講演会で聞いた内容をシェアします。


・テレビ番組で日本特集をすれば確実に数字が取れる。
 アメリカ大統領選挙でも視聴率が取れないのに。


・多様性がある。
   北京大学で最初のルームメイトはアラファト議長のお孫さん!!
   コンゴ共和国の王子やモンゴルの大臣の息子など、
   100カ国以上の留学生がひしめいている多様性のある学校。


・オリンピックと上海万博があったので、民衆をおさえつけて
 いたけど、ネット人口が5億人。携帯は10億人もいて、
 中国版ツイッターのようなものがあるから、新幹線事故のように
 一瞬にして何億人という人に情報が行き渡るようになってしまった
 から、とてもじゃないけど、抑えつけられなくなっている。
 共産党がすることは後手後手にまわっている状態。


・宇宙開発や北朝鮮への多額の援助をすると、
 国内では批判が相次ぐ。


・成長期でありながら、同時に過渡期を迎えている。
 空前の好景気がある一方で、環境問題、通貨問題、少子高齢化問題と
 日本が数十年かけてたどった道を、一度に迎えているので、
 本当に大変な状態。


・沿岸部の賃金が上がり続けていて、
 内陸部でも工場がどんどん建っているので、
 労働者が集まらなくなっている。

 大卒のホワイトカラーで月収3000元 
 農民工が2000元ももらっている。
 
 大学無用論まで出てきている。


・農村出身だから、北京大学の哲学科に入れなかった
 生徒がいた。どんなに努力しても、最初から無理な社会。


・北京大学で一番成績が良い、つまり中国で一番頭が良い
 生徒がある就職試験を受けた時、面接さえ受けさせて
 もらえず、結局、共産党幹部の二世が採用された。

 彼は欧米企業に就職して、香港へ脱出する準備をしている。

 中国では歴然とした壁があって、努力でもどうにもならない。

 だから優秀な人が海外へ流出する現象が起きています。


・反日という思想は処世術にもなっている。
 日本への厳しい態度を取ると、国から認められる。


・反日運動していて、一番過激に「日本製品を捨てろ!!」
 と叫んでいる人の家に言ってみると、日本製品に溢れていることがよくある。
 中国人はダブルスタンダードで生きている。

 国内では「責任のある大国である」と言いながら、海外では都合が悪くなると
 「まだまだ発展途上国ですから」と環境問題などから逃げる。


・反日運動をした出発点は日本大使館で、ゴールは外交部だった。
 つまり、本音は国への批判がある。だから、反日運動が一番
 怖いのが共産党。

 それなのに、火種になる可能性のある靖国参拝を、首相が就任の時に
 行くか行かないかを言ってしまう。

 これは外交カードに使えるので、そこは曖昧にして、焦らせれば良い。

 
・日本製品を買うなとシュプレヒコールをしているが、
 その日本製品を作っているのは、中国の工場で働く中国人。
 彼らの仕事を奪うことは自分の首を絞めること。
 さらに悪化して何千社という日本企業が海外移転したらもっと困る。
 恐れる必要は何も無い。


・日本は外交に対して孤軍奮闘しなくても良い。
 インド、アメリカ、ロシア、オーストラリアなんかと共闘すればいい。
 ロシアはシベリア開発を中国としたくはない。中国に乗っ取られるという
 恐れを持っている。 包囲網を築けばいい。


・米中を闘ううちに漁夫の利を得ればいい。


・北京大学の海外から集まってくる世界中のエリートは、
 日本はアメリカの植民地だと思っている。
 TPPは日本のためじゃなく、アメリカのためなのに
 受け入れている。


 とにかく、海外から見ると日本は何をしたいのか?
 外国にどうしてほしいのか? ビジョンは何か?を
 全く示していない。


 だから今回の東北地震の時でも、援助が必要なのか?
 物なのか? 人なのか? お金なのか?
 何も言わないから、何も出来ない。

 
 日本は意見を発信しないと駄目。


・中国はカダフィみたいな一人独裁ではなく、
 9人で投票して決めている集団指導体制。
 胡錦濤でさえ、過半数を取らないといけない。


・習近平が国家主席になったら、
 北朝鮮への無償援助はなくなるだろう。
 日本との関係はこのままいく。


・中国の最大の脅威はサイバー攻撃でも、空母でもなく、人。

 中国人は半端無く努力して、とんでもなく気合が入っている。

 個の力がすごいので、日本は集団の力で対抗!!


・日本に行きたい留学生がたくさんいるが、出口が見えない。
 つまり、優秀であれば確実に日本企業に就職出来るとか、
 そういう出口がはっきりと分かったら、たくさんやってくる。

 
・加藤さんは全部盗聴されている。講演会では公安が録音している。


・中国では何が起きるかは分からないので、
 常に5パターンくらいのシナリオを頭に描いて行動する。
 「計画が変化に追いつかない」という言葉があるほど、
 変化が早い。


・日本の学校で選択科目として現代中国を教えることを提案。


・情報は発信しないと集まってこない。



帰りに加藤さんの著書2冊をさっそく購入しました。

これで20代とは末恐ろしい。

中国の熱気をそのまま身につけたような
最近の日本にはいないタイプの方で、
強い影響を受けました。

有難う御座いました。
 
 

夕学五十講: 加藤嘉一氏 1

夕学五十講に通って5年くらいには
なると思うのですが、20分も時間オーバー
した人は始めてでした。

さらに、
「中国だったらこのまま夜中3時までやりますよ。
 規格じゃなく、気合です。」

という言葉に象徴されているような、
アッツアツの情熱の塊のような方でした。


いつの間にやら、時間がきたら終わらなくてはいけない。
決まりは守らなくてはならない。
その範囲から抜けてはいけない。
などと、動物園の象の鎖状態になっていたなぁ。。。と
思いました。


例えば、加藤さんは
「なんで円高なのに、若者は留学しないのか?」
と疑問を投げかけていました。


ニュースによる、「円高なので輸出が減る」という
ネガティブな発想にとらわれて、良い面を観ることを
忘れていました。


海外旅行するには最高のチャンスなのに、
そういった発想もしていなかった、、、、


中国人の素晴らしい所は、庶民がまるでジャーナリストの
ように情報の裏をとることだと言っていました。


一党独裁国家なので、党にとって都合の良いことばかり
流れているから、本当かどうかを自分で裏をとるという
くせがついているそうです。


「円高=悪い」というイメージを与えられたら
そうなのかと納得して、そこから一歩踏み出してみる
こともしていなかった。


昨日書いたマイケル・ジャクソンに対しての
根拠のないイメージをそのまま信じてしまう。。。。


案外、情報統制された国より、自由な情報が得られる
国のほうが、洗脳し易い部分もあるのかな。


今回、加藤さんのお話を聴いて、一番感じたことは
僕が情熱を持って生きてはいなかったなぁ。。ということです。


そこそこの仕事をして、そこそこの暮らしをして、
それなりに楽しいことをして、平凡を納得させていました。


ああいう触るとやけどしそうなくらい熱い人に
接すると、いい意味で影響を受けます。
(僕は冷めるのも早いけど(笑))


兎にも角にも、何かしようと思いました。


素晴らしい講演会を有難う御座いました。

2011年11月1日火曜日

「マイケル・ジャクソン」 西寺郷太

小島慶子キラ☆キラで知った西寺郷太さん。


毎回、色んなアーティストの素晴らしい点を
紹介してくれますが、マイケル・ジャクソンの回は
特別らしく、いつも以上に思いを込められているなぁ。。と
思います。


西寺郷太著「マイケル・ジャクソン」を読みました。


マイケル・ジャクソンのイメージは、
共通なものがありますよね。


・スーパースター
・猿 もしくは とんねるず
・平和
・ダンス

他には、

・時代遅れ
・少年への性的虐待
・整形手術
・寄行が多い


この本にも書いてありましたが、
「BAD」の頃が絶頂で、
その後は、マイケル・ジャクソンを
聞くことがまるで格好悪いような雰囲気が
確かにありました。


いつしか、
マイケル・ジャクソン=格好悪い
マイケル・ジャクソン=時代遅れ

というイメージがつい最近まで定着していました。

「This is it」

でそのイメージが大きく覆えりました。
あの妥協を許さない徹底したプロ意識は
怖いものがありました。


でも、なんでマイケルはネガティブなイメージが
ついたのでしょうか?

なぜ、見に覚えもない少年への虐待で
訴えられたのか?

肌が白いのは何故?

などなど、この本を読めばその謎が解けていきます。



頂点を極めたアーティストを引きずり下ろしたいという力

家族や友人が離れた孤独感につけいる人たち

なぜ、あんなに子供が好きなのか?


人生においてたっくさんの生きるヒントをもらいました。


長い間しみついたマイケルのイメージを氷解させてくれた
西寺郷太さんに感謝です。

一冊の本が、
マイケルの偉大さ、心の優しさ、音楽の才能、努力、、、、
を知ることになり、マイケルが大好きになったんだから。。。。

私生活を追いかけまして、
あることないことをでっち上げ記事を書いて
最高のアーティストを地獄へと引き落とすマスコミも
いれば、西寺さんのように真実をしっかりと伝えようと
する人もいるんだから、、、、









最後に、友人のライオネル・リッチーの言葉を

「ふざけていると思わないで聴いて欲しい。

 僕は最近、マイケルは本当に『天使』だったん
 じゃないか、、、ってそう思うんだよ。

 50年間だけ、この世界に存在して、
 『愛』の意味を一生懸命に伝えて、
 それで役割を果たして帰っていったんじゃないかなって」

甲本ヒロトさんの言葉

僕の中学・高校時代に岡山出身のミュージシャンが
たくさん出て、その中でも代表なのが、ブルーハーツの
甲本ヒロトさんでした。

音も素晴らしいけど、何より詩が強烈でガンガン
心に迫ってきて、当時の自分の気持がなんで
ここまで分かってくれているのかと、驚いたのを
覚えています。

どんな時代が下ろうとも、甲本ヒロトさんの
音楽は支持されるだろうなぁ。。。

でも、あのエリート学校の岡山中学出身だとは
知らなかったです。イメージが違いすぎて、、、
工業高校でもないし、、、、工業高校が
一番似合うアーティストだと思うんだけど(笑)

本当に素敵な人です。



ラジオで岡山出身の水道橋博士さんの質問に
甲本ヒロトさんが答えた言葉がとっても、印象的
だったので是非、掲載させてください。

そして、ポッドキャストを聞いてみてください。

―――――――――――――――――――――――――――――


水道橋博士「太ったらどうする? 痩せてるからロックじゃん?」

甲本ヒロト「スタイルとかね、関係ないっすよ。

      目に見えるものや、表面的なものはね、どうでもよくて。
      やっぱり結局表現てさ、お笑いでもなんでもそうなんだけど、
      心から始まって心に伝わるもんだから
      見た目の太っているとか、音楽のこんな感じ、
      耳に聞こえてくる感じ、それは全部途中の媒体なんです。

      心から心なんです。」



ミドルメン/アダルト業界でネットを変えた男たち

アダルトサイトのクレジット決済会社を
作って大成功した人の実話を元にしています。


クレジットカードの請求書に、
アダルト会社が記されていたら
確実に家庭崩壊につながります。


そういった恐れから
決済を代行するサービスを
始めました。


最初は奥さんを喜ばせるために
会社を始め、1年と期限を
区切っていたのに、のめり込んで
抜けられなくなっていきます。


美女・名声・お金・刺激、
そんなものに囲まれていたら、
平凡な暮らしが疎ましく
なっていく。。。。。


よくある話ですが、仕事が
面白くて、家庭生活がおろそかに
なっていく様子がよく描かれていて、
そういった状態になった時に
是非見返したいなぁ。。。と
思いました。


実話とは思えないほどに
面白いストーリーになっています。


家庭が疎ましいなぁ。。。とか、
刺激が欲しい。。。。
仕事第一とそっちに気持ちが
いったときにこの作品をみて
自分を見つめ直してみてください。


心からおすすめしたい映画です。