「何を始めるにしても、ゼロからのスタートではない。
失敗や無駄だと思われたことなどを含めて、
今までの人生で学んできたことを、決して低く評価する必要はない。」
「大恐慌の時、町のみんなが一文無しになった。
もちろんわしもだ。
だからガソリンスタンドを手放すしかなかった。
たぶん、この時わしがずいぶん落ち込んだのでは
ないか、と思っているんじゃないのかな。
そんなことはないよ。
わしはどんな失敗や挫折も、もう一度やり直す
チャンスや、何か新しいことを始める機会を
与えてくれるものだと信じているからね。」
「何をするにしろ、神様が味方してくれないような
やり方をして、うまくいくはずがない。
ビジネスにしても、神様が応援してくれないような
ものが成功するはずがない。
多くの人がこのことに気がついていないのは残念だ。」
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つづいて、カーネルさんが感銘したロータリークラブのスローガン
・他の人に最高のサービスをする人が、最も利益を得る人だ
・自分の利益のことを考える前にまず貢献することだ
さらにロータリークラブの四段階テスト
1.そのビジネスに嘘偽りはないか?
2.そのビジネスは関係するすべての人に公平なものか?
3.そのビジネスは良好な人間関係を作っていくものか?
4.そのビジネスは関係するすべての人にとって有益なものか?
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アメリカではよくある話かもしれませんが、
カーネルがビジネスの権利を手放した後、会社は
売上増、利益率を上げるために、カーネルが
「やってほしくないこと」を色々とやり始めたんです。
たとえばコストを下げるために、ミルクの代わりに
水やパウダーを使ったりして。
実際にそれですごく儲けだした。
だけどカーネルにしてみれば、利益のために自分が完成
させた味が変えられていくのがすごく悲しかったのだと思う。
でも、そのうち売り上げが落ち込んできて、
「原点に戻ろう」ということになった。
やっぱりごまかしは長続きしない。
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慈善事業にも力を入れていました。
・ガリレーン・チルドレン・ハウスという孤児院に度々訪れ、
アイスクリームやお菓子を子供たちに与えました。
クリスマスイブには、レストランを昼で終わりにして、
子供たちにターキーにご馳走しました。
・アルコール中毒の人を立ち直らせようと、
匿名禁酒同盟に参加して、積極的に取り組んだ。
・テレビコマーシャルの1年間の出演料、10万ドルを
そのまま大学に寄付
・自伝の印税をすべて病院や恵まれない子供に寄付
・カナダのフランチャイズの売り上げ全てを、カナダの学校や教会
慈善団体に寄付
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ビジネスの成功のヒントがたっくさん詰まった
本ですので、是非読んでみてください。
強くおすすめします。
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