2011年11月29日火曜日

カーネル・サンダースのお話 3

KFCを起業して、一軒一軒のレストランを
営業している時のエピソードです。

最初はかなり手こずったそうですが、
改善KAIZENを繰り返していっていて、
最終的にたどり着いた営業方法がこれ↓


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カーネルはフライドチキンをレストランへ売り込んだ時、
徐々にレストランへのアプローチも工夫を凝らしていった。


見込みがありそうなレストランを見つけるとオーナーと
掛け合い、昼の忙しい時間帯が過ぎた後か、店を閉めた後に、
従業員の食事のためにフライドチキンを作らせてもらうようにした。


そしてオーナーと従業員が気に入ってくれたら、
カーネルはもう2~3日滞在して、今度はお客に食べてみて
もらうことをオーナーに提案していったのだ。


次に、妻と一緒にレストランを回ることを思いついた。
カーネルがチキンを揚げている間に妻が、レストランの中で
サービスすることにしたのだ。


妻はかつて南部上流社会で好まれたロングドレスを着て、
お客を入り口のところで出迎え、席に案内し、そして
フライドチキンを説明していったのである。


一方、カーネルも料理を作り終えてからダイニングルームに
行き、お客と話をするのを楽しみにしていた。


料理を作り終えたカーネルはエプロンをはずし、ポケットから
ナプキンを取り出し、ズボンに付いている小麦粉を払い落としてから、
用意しておいたチョッキと蝶ネクタイを着てダイニングルームに
出ていくのだった。


そしてフライドチキンを注文したお客のテーブルのところへ
行き、「お味はどうですか?」と聞いて回ったのである。


カーネルの白の上下のスーツに蝶ネクタイというおなじみの
スタイルは、このころ始まったのである。


このショーつき販売方法は、どこへ行ってもやんやの喝采で
受け入れられたそうです。


カーネルは当時のことを振り返り、

「お金がなかったので、広告などを出すかわりに
 自分たちがレストランでショーをやり、お客を
 楽しませることにした。この他にも、自分に
 考えられるありとあらゆることをした」

と語っている。


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