2012年9月29日土曜日

本田晃一さんのアドバイス 1207-4 


何がなんでもビジネスオーナーになればいいという訳ではないという事を知って欲しい。関わることが楽しくて仕様がないならば辞める必要はないので、関わる中で「これはやりたくないだろう」と無理してやっているものがあったら、それは手放したほうがいいですよということ。

 

人って簡単に叶う夢をややこしい理由をつけて行かないようにしてしまう。

 

ほとんどの人が技を見せたがる。ここに来るとあれとこれとそれがついて幾らというくらいに。得られるものが何なのか?ということをお客さんがすぐに分かるようにしなくていけないんです。喜んでもらえるものは何かということをホームページに書いて欲しいんです。

どんなお客さんが来て、どんな感想を貰えるのが嬉しいですか?
そういう人はなんで、あなたのお店に来たほうがいいんですか?

 
 

お客さんはヒーリングが欲しいんじゃなくて、ヒーリングを受けた後の世界が欲しいんです。欠乏感があって、重要感がなくて、でもそれが癒されて、元の自分に戻れたらいいわぁと思っているんです。てなった時に、どのヒーリングの手法がいいのかしらと思っちゃうんです。ところが残念なことにほとんどのヒーリングのホームページは、自分のヒーリング手法の説明で終わっちゃうんです。別に説明興味ないんです。

 
 

痩せるダイエットスープの新聞の折込広告って見たことありません? そういう広告って最初にダイエットスープは見せていないんですよ。水着のお姉さんがキュッと痩せてて、3ヶ月前はこんなんだったんですと見せてて、こうなったのはこれを飲んだからです。お客さんが欲しい世界を最初に出して、分かってもらってから「いや実は」って自分の商品や手法を紹介するんですね。ほとんどの人は最初にダイエットスープを出すんですね。そうすると、お客さんの興味がついてこないんですね。

 
 
 
プチ講座に来た人は金額の高い講座に来るということは出来ちゃうわけですよね。それをどうやったらネットやブログで出来るかを考えていくんです。例えばHRDSは体験会ってないんですよね。自分でいうのもなんですけど、40万円って高いセミナーに、普通だったら2000円くらいの体験会をやるんですよ。一切ないんですよ。どういう仕掛けになっているかというと、「これ知ってたら嬉しいよね」ということを出来るだけだそうとしているんですよ。セミナー受ける受けないは関係ないんです。とりえあずこれを読んでもらったらなんかひとつの問題が消えるだろうとか、なんか一回セミナーに出るくらいの価値のあることを出しちゃっているんです。おそらく2000円とか3000円の体験会でもすごく為になることも一杯言っていると思うんです。それを聞いて「なるほど、この人からもっと学んでみたい」とか「この人だったら信頼できる」というふうになってくるんですね。要は2000円とか3000円で教えている内容をブログとかにどんどん出しちゃって欲しいんですよ。それを読んで、「この人から学んでものすごく参考になる」とか「ものすごく為になる」とかなるように書いてほしい。ものすごい良いメリットは、体験会に来られる人は限られているじゃないですか、体験会に全然来れない人にもリーチできる。自分にお金を払わない人たちにもいいことができるので、お金以外の貯金がそこでできているわけなんですよ。いろんな人達に。恩を売るという言い方はちょっと嫌らしいですけど、なんか得したなって思ってもらえるような。

 
 
(受講者がホームページを晃ちゃんに見せることに「恥ずかしい」と発言した事について)
「この恥ずかしさがアクセス数を制限しちゃっているんです。」

 
 
批判されても、「いい意味で諦めてくるんですよね」。仕方がないやって。最初は克服しようと思ったけど、言う奴は言うんだって。たまたま面白くないことがあって、目立っちゃったから言っちゃったという感じで。そんなに面白いことがなくて、たまたまテレビを見てて歌手が歌ってて、「ぶっちゃけ上手くないよね」って言っちゃったりするじゃないですか。その人がうまい下手じゃなくて、たまたまそのタイミングでその人が出てきちゃっただけなんで。それに、批判も応援だったりするんで。例えば僕の本を読んで、「浅いとか薄いとか」いうのは、「お前だったらもっと厚い本が書けるよね」っていう一つのメッセージなんですよね。意外とその人は僕以上に僕の可能性を見てたりするんですよ。といっても最初はね、分からなくてイライラして。。。。

 
 

受講者「ブログの改良をして、広がるにはどれくらいかかるんですか?」
晃ちゃん「その人の意識ですよね。意識に準備が出来てたら、いきなりメディアとかパワーブロガーに紹介とかされちゃったりとか。恥ずかしいという状態だと広がらないんですよね。だって広がっちゃったら困るから。でも、大正解なんです。本当に好きな道をいっているという点では。2番目3番目ではなくて、本当に一番の道を誠実に歩いていっている意味では。」

2012年9月16日日曜日

「暴走族、絵本作家になる」 のぶみ

「暴走族、絵本作家になる」 のぶみ


p126

僕は、さくらももこさんが自然に生きていて、
自然になにかを描くということが、日本中を喜ばせているんだなと思った。

「天才とは、自分自身であった人のことだ」 中原中也

ホント、それだけでいいのだ。
自分になるだけでいい。
余計なことは、しなくていい。
それだけで人は、すごく個性的で、ものすごく魅力的になれるのだ。


p128

この頃の僕は、
「もう一度、売れたい!」とばかり思っていた。
でも作る人が考えないといけないのは、
売れることじゃない。
読んで頂いた人に、喜ばれることだ。


p129
(「絵本の神様」と呼ばれる長新太さんのことば。)

「あなたの作品にはね、わたしの作品にはない、
色んな物が内包しているように思います。
わたしは、不勉強ですから、まだまだ勉強しなければなりませんね。」

僕は感動してしまった。
なんで、こんなに謙虚でいられるんだろう。
自分が、自分が、と考えていた自分のことが、恥ずかしくなった。
どうやら僕は、自分が、自分が、という気持ちのせいで、
大切な物が見えてなかったようだ。



p144

アンパンマンの作者、やなせたかしさんの家に行った時、
やなせさんが、広告代理店の人と話しているのを見たことがある。

広告代理店の人が、
「すいません、今回は、少ないんですが、
これくらいの価格でご相談できないでしょうか・・・・」と
申し訳そうに言うと、

やなせさんは、その値段も見もしないで、
「いいよ、いいよ~、もっとそっちで取りなさい、大丈夫だから」
と笑って言っていた。
広告代理店の人は、ホントにビックリしていた。

やなせさんは、周りのみんなを喜ばそうと、
パーティーを毎年開催したり(1000人分、すべてやなせさんが払う)、
アンパンマンミュージアムを建てて、
自分の生まれた高知県に恩返しをしたりしている。
アンパンマンみたいに自分の物をどんどん人にあげてしまうのだ。


やなせさんは、僕に、
「世界中の人を救うのは、ムリだけど、
周りの人くらいなら喜ばせられるだろう?
お金が入ってきたら、人のために使いなさい。
お金は、自分のために使うものじゃないよ、
みんなを喜ばせるために使うものだよ」と言ってくれた。


p146
ミッフィーの作者、ディック・ブルーナさんに会った時、
僕が「ブルーナさんさんを世界一の絵本作家だと思っています」というと、

「あなたも世界一ですよ、わたしも世界一、
わたしなりの、あなたなりの世界一があるはずですよ」と言ってくれた。

僕は、感動して涙がたくさんでた。
僕なりの世界一は、きっと、僕の中にあるんだ。

色紙をお願いすると、ブルーナさんは、
「わたしと同業者の、のぶみが、
たくさん成功することを、心から願っています」と書いてくれた。

超一流の人たちは、ホントに心も素晴らしかった。
だから、こんなに作品が愛されてるんだよなと思った。



p188

絵本作家の、きむらゆういちさんが、言ってくれたこと。
「のぶみの話を聞いてるとさ、
 外ばっかり見てるよな。
 もっと、中を見ないといけないよ。
 自分の中を掘り下げていかないとダメってことだよ。」



絵本作家の田畑精一さんが言ってくれたこと。
「子供のために絵本を描いてるなんて言っちゃいけないよ、
 そんなの、ちょっと上目線だろう?」
「え!じゃあ、どんな風に絵本を描けばいいですか?」
「う~ん、そうだねぇ、子供とさ、手をつなぐように描けばいい」



絵本作家の五味太郎さんが、言ってくれたこと。
「すきまっていうのがあるよね、
これは、ないんだけどあるんだよ。
コップとコップを置くと、すきまができるだろ、
でも、片方とるとないんだよね。
こういうことを不思議だなって思うことが大切なんだよ。」


高橋歩さんが、言ってくれたこと。
「ウソを書かないことだよ。
 自分がホントにグッときたことを書くんだ。
 グッとくることは、ウソじゃねぇからさ、
 それが読者に伝わるんじゃないのかな」



奥さんの言葉、
「まず、こうすれば売れるとか思ってることが、
小手先の技術って感じがするよね。
パパはさ、
素直になればきっと、いいものが出来ると思うよ。
わたしは、ず~~~~っとそう思ってたよ。
結局、素直が一番光るのよ、ってね」




2012年9月10日月曜日

Ottmar Liebert - 2 The Night

確か映画「踊れトスカーナ」でかかっていた
曲です。大好き!!



2012年9月4日火曜日

本田晃一さんのアドバイス 1207-3


(経済的に自由になる過程において)
自由じゃない頃は、自分が出す商品についてコントロール出来る立場になる。
文句を言うお客さんだったら、追い返すことも来る。
不特定多数に知れ渡ると、コントロールがきかない世界、委ねるような感じになる。
これからは違うルールになる。自分が出ていく時とは、別の力学、要は誰かに委ねる必要がある。掴んでいるものを出す瞬間がものすごく怖い。

晃ちゃんの場合、本をだす時がものすごく怖かった。
メルマガだったら出さないようにしたり訂正できるけど、
一回世に出た物はコントロールが利かず、あり得ないスピードで起こる。

自分がものすごく大切にしたいもの、人にまかせてもいいものを交通整理していく。
誰かに任せる時は自分の持っているスキルを全部託さなければならない。
託したはいいんだけど、100託しても30くらいになる。
託された人が勝手にその人のオリジナルを30乗せたらゼロになる
そういったメンタル面での葛藤を乗り越えないと、自由な世界に来れない。

晃ちゃんもホームページの運営を任せられない自分がいた。
せっかく作ったHPをトンチンカンな形で運営したりする。
託したいのだけど、託せない。ちょっとしたミスにもイラッとする
自分でやったほうがいいとバリバリ働いて、倒れて、点滴打つ生活になった。

仕事が出来るという価値観と自分という人間の価値観をリンクさせていたので、
自分という価値を上げるためにどんどん仕事をやっていった。
2代目なので社長の馬鹿息子と言われるのが癪なので、
親父を越えるくらい会社をでかくしてやれと思って、実際にできた
そのことをとても自負していた。その自負していた気持ちが
今度は自由になることに対してさまたげになった。
自分以上に才能ある人達を認めたくなかった。
そうすると社員がせっかくいいアイデアをもってきても、重箱の隅をつつくようなことを
言って、「いかにお前のほうが出来ないのか」ということをどうしてもやってしまう。

だけど、自分という人間の価値と仕事の価値と全然違うと分かってきた瞬間に、
社員の持ってきたアイデアを100%応援できるようになった。

それでも社員がミスをして、イラッとする瞬間があった。それは自分が過去に
同じミスをしていた。そのミスをした自分自身を許していなかった
その場面を思い出して、
「君は一生懸命やったし、その結果将来うまくいくんだよ」
過去の自分に対して、今の自分が話しかけるということをとイメージの中で何回もやる。
従業員が同じ失敗をしても、「将来絶対にうまくいくから」と言えるようになる。
そうなってくるととてもうまくいきはじめる。

それまではホームページがあるから人から尊敬されると思っていたが、
どんどん手放し始めた。最初は絶対にできなかった。
そうすると自分以上の人がどんどん育ってきて、知らないうちに会社が回り始めて、
会社にいくと仕事がないという状態になって、それでも売上が伸びている。
それがもう10年以上続いている状況。
自分の中で本当にやりたいことの時間が増えていっている。今はとても幸せな状況。

大好きなことをしようとするとビビる。
ゴルフ会員権の仕事をしていた時は、交渉・駆け引きがすごいできた。
自分が本当にやりたいインターネットのセミナーをしようとした時
同じ金額を儲ける時でもすごいビビった。

大好きなことをしようとすると、怖さがこみ上げてきて、
もっともらしいことを言って、ちょっと違う世界で適当に暇つぶしを人間はやってしまう。

子供の頃、一番大好きな子には挨拶も出来ないが、5番目くらいの子には
「ばーか」とか言える。ついつい頑張っても3番目にして、1番目にはいかない。

毎日大好きな仕事をするということは、毎日大好きな女の子に告白し続ける感じ。
めっちゃリスクがある。振られたらどうしようとか。
ただものすごい喜びを得られる。

感情面のお話を時間を割いてするのは、どれだけ技術やテクニックがあっても、
メンタルブレーキがあると決してやろうとしない。

色んな経営者にアドバイスした時、「毎日ゴルフをしたい」
「忙しい仕事をどうにかしたい」というので、
アドバイスをしても、優秀な社長ほど出来ず、無能な社長ほど出来る。
すごい頑張っている人って出来ない。なんのために頑張っているのかと見ていくと、
「自分の価値をあげたい」とか自分の感情がリンクしていて、自分の仕事を手放せない。
メンタルブロックを一個ずつ外していくことが大切。

晃ちゃんも本田健さんに出会うまで分からなかった。
当時の自分は何がずれていて、何がかけていたのか分からなかった
自分のまわりもみんな頑張る人で、みんないいクルマに乗っていたが、
なんか幸せには見えなかった。一生懸命やっていたのに。

時々会う、会社をいくつも持っている社長さんはすごい幸せそうに見えた。
全然優秀そうに見えない。この違いって一体なんだと思った。

自営業者は「俺がいたら回る」「俺がいてこそなんぼ」という仕組みを作る。
「このお客さんは俺が対応しなくてはいけない」という美学を持っている。
忙しいといいながら自分が現場にいなくてはいけない仕組みを自ら作ってしまう。
ビジネスオーナーは、他の人がやってもいいよねというモデルを作る。
自分がいなくても回る仕組みを作る。ここにメンタル面の深いプロセスがある。
自営業者は、自分が育て上げた会社に自分がいると、とってもそこ
自己重要感を感じられる。こんなに世界で必要とされている人間はいないし、
こんなに素晴らしいパラダイスとかサンクチュアリはないとか。
そこをみすみす他人に譲り渡すなんかおっかなくて出来ない。
晃ちゃんもサンクチュアリを作っていて、他人にまかせるなんて最初は出来なかった。

自分じゃなくてはと思っていたお客さんが他人でも良かったと知ったら、
ショックだけどそこに大きなカギが隠れている。
晃ちゃんもお客さんから「本田さんだからまかせたんだよ。友達を紹介するから」
と言われ、俺のおかげだと思っていたのに、社員にいかせると、
「あのお客さんから二人紹介されました」と報告を受けて、
「ふざけるな。でも、俺が今まで関係値を築いたからであって」
とかウジウジ考えていた。でも、そこにエネルギーを使うのは自分の幸せとは
リンクしないなと気がついて、お客さんから必要とされ続けるのは
自分の目指す幸せとは違う。

なぜ、ゴルフ会員権の仕事から抜けて、ホームページのコンサルを始めたかというと、
父が超大ゴルフ好きで、いかにゴルフが大好きかというページを作ったら、
ゴルフ好きのお客さんがいっぱいきた。 その人が持っている「好き」というものを
もっとフォーカスして、色んな人に知らしめることによって、そこが好きという、
とっても質の良いお客さんが来て、会社が元気になる仕組みを作った事に
ものすごい喜びを感じた。いつまでもゴルフの仕事じゃないかなと思って、
じゃあここに特化して世の中に出ていこうと思った。

でも最もらしいいい訳を考えて、「あのお客さん俺がいないと紹介広がらないし、
売上下がる」とか「あのお客さんの家族関係とか全部記憶してんだぜ」とか
よく分からないことを言ったりした。もちろん、大切なお客さんがいることはとても
幸せなこと。ただ、自分が必要とされるということを永遠やり続けると、
経済的自由な世界には行けません。

逆を言うと、君こそはこの会社でいっぱい必要とされているんだよという感じで
いっぱい育てられるかどうか。会社員を自営業のクワドラントまで育てるのが仕事。
会社員が自営業に育つと、自分は必然的にビジネスオーナーの世界にポンと
押し出される。

いかに社員達の能力を認めて、経営者クラスって素晴らしいって思ってもらい、
右上から右下に成長してもらって、左上のビジネスオーナーに押し上げられる。
だけどほとんどの自営業者は、社員に「だから社長になれねんだ」とか適当な事
を言って、従業員のクワドラントに固定させる。
いかに才能を認めて、自分を押し出してもらえるか。
そこにメンタル的な秘密が隠されている。

金持ち父さんの本を読んでもほとんどの日本人はビジネスオーナーにいけていないが、
アメリカ人はドライなのでいける。日本人はちょっとウエットなので。

本当に自分の時間を使ってどんなことをやりたいのかをどんどんクリアにして欲しい。
本当に今やっている仕事をやり続けたいのか? ちゃんとクリアにして欲しい。

させるという感じじゃなくて、温泉に入って「OKっていいんだぁ」とリラックスして
思うような感じ。手放さないメリットがある。
暑苦しさを捨てて、いかにニュートラルになれるか。

世の中にドンと出ている人は、暑苦しさで一瞬いく。一瞬して消えていってしまう。
いわゆる一発屋になる。 ジワーっと広がっていって、落ちたとしてもジワーと落ちる
ほうがいいが、あまり落ちない。ジワジワジワと徐々に上がるほうが幸せ。
一気に上がると一気に落ちる。