2011年10月8日土曜日

逆境を逆手に取る 工藤公康

西武黄金時代の名投手 工藤公康の講演会に
行ってきました。

来年のメジャー挑戦に向けて調整中だそうです。
左のワンポイント狙いだとか。
あのカーブを是非、本場で使ってほしいなぁ。。。


工藤投手は「自分には才能がないから成功した」と
話していました。

身長も普通、腕の長さも普通、スピードも普通、
名電を卒業して、プロに入ると、自分より上手い
選手はゴロゴロしている。

しかも当時は郭泰源や渡辺久信という才能の
塊のような名投手までいて、普通にしていたら
どうにもならないと思い、野球のためになるものなら
なんでも吸収したそうです。

余談ですが、昔スポーツニュースで工藤選手が、
大学の研究室に行って、自分の投球フォームを
チェックしたり、実験に協力したのを見た覚えが
あります。

郭泰源や渡辺久信が
練習していない時に練習して、
マッサージをしていない時にマッサージをして、
寝ている時に、起きて練習したそうです。

とっくの昔にライバルだった2選手は
引退しているのに、47歳まで現役を
続けることが出来た。

才能がないと思ったからこそ
誰よりも頭を使って、努力した
結果が出たんですね。

まさに逆境を逆手に取った工藤選手はすごい!!


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西武の黄金時代、優勝して打ち上げの飲み会を
選手全員でした際、30分もたつとそれぞれ
グループに別れて、飲みに行ったそうです。

試合中は選手同士でよく話をしたそうですが、
プライベートではあまり仲は良くなかったそうな。。。

僕はこれこそプロだと思いました。
仕事では最高のパフォーマンスをみせて、
あとはバラバラ。格好ええなぁ。。。

プロ野球は仲良しクラブじゃなくて、戦う集団だからねぇ。



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100人の選手がいたら、100通りのトレーニング方法があるので、
チームは選手それぞれのカルテを作って、均一の調整方法を
するのではなく、選手一人一人にあった調整方法を作るべきだと
おっしゃっていました。

驚いたのですが、ピッチャーのアイシング(投球後、冷やすこと)
が効果的な選手もいるが、逆に温めると良い選手もいるので、
一律な方法は誤っていると言っていました。

この考え方は新鮮でした。


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工藤選手は、監督になるのではなく、小学校・中学校の
子供たちに、はやいうちに体が壊れないようなしっかりとした
考え方やトレーニング方法を教えたいとおっしゃっていました。


自分がケガで苦労した上、誤った指導方法に泣かされた経験が
あるので、そういったことを防ぎたいと思っているそうです。


大好きな桑田真澄や村田兆治など、大怪我をして苦労された
人って、子供への指導に力がすごい入っているなぁ。。と
感心しました。


これも逆境を逆手にとっていますよね。



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