2011年9月20日火曜日

『叱る、だけど怒らない』永六輔 より

永六輔さんの著書には、有名人はもとより
無名人のちょっとした名言や、今まで知らなかった
ドラマのある話などが散りばめられていて
大好きです。

『叱る、だけど怒らない』よりピックアップ


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季節の区切りを「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、
あれは別の説明として、

「生きているから暑いだの寒いだのと言っていられるのだ。

暑さを感じるのは、あの世へ行くまでのことに過ぎない」

という考え方からきています。


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中国料理の現状を考えさせる
『味』というドキュメンタリー映画が
ありました。

戦前から中国の山東省で過ごし、
料理人として働いていた日本人夫妻がいます。

いまは東京へもどって山東省の
伝統料理の店をやっていますが、
その伝統料理の伝承が問題。

文化大革命のせいで中国には
その伝統の技が残っていなくて、
地元の山東省から招かれて
毎年、教えに中国へ渡っている。


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東京の神宮外苑にある
絵画館前の銀杏並木。

秋になると、東京でも
数少ない美しい眺めになります。

この並木道にはちょっとした
遠近法の仕掛けがあるのだ、と
教えてもらいました。ぜひ
見に行ってください。


それは銀杏の樹齢に関係があります。
入り口から絵画館前に向かって、
おとなの木から若い木へと、
だんだんと樹齢の若い木を
植えてあります。

こうすることによって、並木が
遠く長く延びているように見える。

中心点に見える絵画館の建物が、
遠近法によって大きく堂々と見える。

オペラの舞台装置では使いますが、
これを実現した人には感謝!!


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「古い、新しいで、分けないでほしい。
 好きか嫌いかで分けてほしい」
と言ったのはさだまさし。
歌のことについてでした。



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