第二次大戦後、中国の共産党は国民党に勝ちました。
それは大衆が支持したという事実もありますが、
他の見方もありました。
・日本との戦争では、共産党と国民党は手を組みますが、
戦争の時、実際に日本と正面から戦ったのは国民党で、
なるべく戦闘を避けて、力を温存していたのは共産党。
(日本と真正面で戦った兵士は叱られたそうです)
・日本が戦争に負けて、ソ連が日本軍の武器を取り上げて、
それを共産党に渡していたので、武器が豊富にあったこと。
池上さんは、共産党が国民から支持されたから勝ったと
いうのも事実だが、日本とは戦わずに戦力を温存して、
ソ連からは豊富な武器を持たされていたのも事実。
ひとつのことが原因で物事が起きるのではなく、
様々なことが複合的に起こったことによって
出来事が起きる。世の中はそんなに単純な
話ではないと教えていました。
歴史は色んな方向から見ないと、
ついつい勝った方=正義 負けた方=悪
と、分り易いように色分けしてしまうので、
これは気をつけたいなぁと思いました。
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