仙台の郊外・秋保という小さな町にある
超繁盛店の話。
大好きな雑誌『致知』(2011年1月号)に掲載されていました。
1日に2万個も売れてしまうお店「主婦の店さいち」。
佐藤啓二さんのお話。
元々は雑貨屋さん。
秋保温泉にあるので、観光客相手の商売をされていたのに、
ホテルや旅館内に売店が出来るようになって、売上が落ち、
なんとかしなくてはと思い、セミナーに参加して、そこで
出会った栃木のスーパーの経営者に助けてもらって、
いちからスーパーの経営のノウハウを教えてもらい、
スーパーとしてオープンしました。
工夫されたこと:
・お惣菜のリクエストがお客様からあったら、たとえ1個でも作る。
・タダで食べたものにクレームはつかないので、試食販売をしない。
・新聞チラシをうたない。安物競争をしなくても済む。
チラシで来るお客さんは広告品目的なので、リピーターになりにくい。
・従業員には、「自分自身が幸せになることを考えてくれ」と言う。
などなど。
僕が一番、感心したのはこの言葉です。
「近隣に大手スーパーやコンビニが出来るたびに、
うちの売り上げも一緒に伸びるんですよ。
皆さんがおっしゃるには、せっかく近くに来たのだから
ちょっと足を延ばして「さいち」にも寄っていこうと。
人真似しないで、独自の土俵で勝負すると、
他社さんとも共存共栄できます」
僕は過疎地に住んでいるので、
大きなスーパーやコンビニが出来る度に
破壊される地元の商店街やお店をたくさん
見てきました。
だから、そういった巨大勢力に対して、
今までは正直、為す術がないだろうと
思っていましたが、これを読むと、
大手ができないようなことで差別化を
計れば、共存共栄が出来るんだなぁ。。と
勉強になりました。
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