2011年9月21日水曜日

台湾流の見方 ~ @池上彰の現代史講義

日本が台湾を支配したとき、
反発する住民を1万人を殺したそうです。

でも、台湾の高校の教科書には、

「日本が台湾を支配したことによって、
台湾は自分たちの国ではなくなってしまった。

日本の一部になってしまったという反発が
ある一方で、日本が台湾を支配したことによって、
台湾の生活が劇的に改善された。非常に良くなった」

ということを書かれているそうです。

日本が支配したことのプラスとマイナスを
極めて客観的に書かれています。

日本が道路や鉄道、港を整備することによって、
その後の産業基盤が作られた。

衛生面・医療面での住民の生活向上されたことによって
死亡率が急激に低下した。

日本語を学ぶことによって高等教育を受けることができ、
世界の動きを知ることができた。

鉄道は時間通りに走らなければならないことを知った。

外から帰ると手を洗わなければならないことも知った。

道では痰をはいてはいけない。

などということが教科書に書かれているそうです。







日本ではとにかく、良いか悪いか?
正義か悪者か? などと全てが
単純化されすぎていて、大切なことが
見えにくくなっているように思えます。

全てが感情に流されていて、
なんでもかんでも弱者の気持ちが優先されて
いるので、冷静に物事を見たり、考えたり、
論議することが難しくなっているように思えます。

台湾の歴史の見方、物の考え方に
学ぶことが多いなぁ。。と感心しました。






このBSジャパンで放送されている、
「池上彰の現代史講義」は
かなりお薦めです。


信州大学での授業をそのまま
放送しているので、民放放送ほどの
演出がないぶん、中身が濃いように
思えます。


すごく分り易く現代史を学べますし、
感情に流されない池上流の歴史の見方が
学べます。

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