2012年8月5日日曜日

本田晃一さんのアドバイス 1207-2

本田晃一さんのアドバイス 1207-2



人間て何かをしようとした時に選んで生きていくんだけど、知らないことは選択肢に入って来ない。身近に自由に生きる人がいないと、そもそもの選択肢に入って来ない。


オーストラリアで8年間旅行している人や小学校4年の子供を連れて1年間旅している家族がいたり、自由に生きる人たちに出会って価値観が変わった。



会社10個持っている社長なら優秀そうに思えるのだけど、どう見ても優秀そうに見えない。会社1個持っている人の方が優秀に見える。この違いはなんだろう?と思って見ていたら、会社10個持っている社長の方が「人間力が高い」。この社長の為なら命張ってもいいかもと思える。人間としての魅力があるので、優秀な人が手伝っている。そこで、「技術や才能を磨くより、人から好かれる力を磨く方がはるかに良い」ことに気がついた。



サラリーマンは優秀じゃないと社内では認められない。会社の中で成果を出したらどんどん出世して、周りから認められるというルール。自由にやっている人はそのルールではなく、他人の才能を認めてしまう。他人の才能を認めるのは最初は難しいことで、平たく言うと自分が負けだということを認めること。最初は晃ちゃんも全く出来なかったので、時間をかけてやってほしい。



素敵な社長は、晃ちゃんの才能を見抜いてくれる。「ちゃんと目を見て話すよね」「判子のつき方が丁寧だね」とかしょうもないことまで褒める。やたらと認めてくれる。人は、認めてくれる人のことを大好きになる。「その人のためならなんでもしたい」と思えてしまう。
まわりには優秀な人がサポートしている。ルールが違うことに気づいた。



金持ち父さん貧乏父さんのクワドラント
左側(会社員・自営=不自由人)  → お金のために一生懸命働く
右側(ビジネスオーナー・投資家=自由人) → お金に働いてもらう



「時間的・お金的自由の前に精神的自由がある」

左側: 自分の価値証明に走る → 価値を証明しようとするほど → 時間がなくなる
右側: 自分の価値はなくていいと思っている → 自分より価値のある人にやってもらうという感覚 → 自分は無能でいいと思っている

会社一個、一生懸命やっている人のほうが有能に見える → でも苦しそう(晃ちゃんもその道を爆走していた)
自由になるには、色んな人の才能を発見できる力を持つことが大事。



サラリーマンのメンタリティから独立して一番失敗することは、一人で全てやろうとすること。全てそつなくこなさないと上手くいかないと信じている。学校教育の弊害で、5教科全てそつなくできないと先生からバッテンをくらう。

ところが社会に出ると一つの教科が秀でている人たちがグループ戦でやっていく。本当はそれがないと、仕事や会社はダイナミックに動かせられない。でも、サラリーマンはひとつでも失敗できない。そつなく全部こなさなきゃと学校教育の延長で考えられている。
一個何かに特化してサポートしてくれる仲間達を見つけるという才能が大事になってくる。

好きなことと得意なことが重なったものをぐっと伸ばさないといけない。ほとんどの人はそこにエネルギーを注ぐよりも、苦手なものにエネルギーを注いでしまう。そつなく満点をとろうとしまうがあまり上手くいかない。




何が好きで、何が嬉しいかということにどんどん触れて行って欲しい。会社勤めの間に感じるセンサーが麻痺していっているから。
つらいことも無かったことにするスキルが生まれてきている。満員電車もつらいと思わなくなっている。不愉快なことに感じられなくなると、愉快なことや好きなことを感じられなくなっていく。感じるセンサーを少しずつ磨いていかないといけない。そのためにも好きなものにどんどん触れていってほしい。そうすると感じるセンサーをどんどん磨かれていく。



「これ好きかも」というものをどんどん極めていってほしい。面白いのはひとつ極めると、同じくらい極めた人達と一瞬で仲良くなれる。(例えば、イチローが日本に帰ってきたら、野田総理と一緒にめしが食える。)



何か一個に対して極めると、面白いことに同じように極めた人同士匂いで分かってしまう。全然業界が違ってもとっても仲良くなれる。その人達からの人脈とか紹介ネットワーク、色んなサポートを使っていくと、ものすごくうまくいく。



大好きなことを一生懸命にやると、やっていること自体が喜びなので、他の人よりも働いていても、自分自身の心がとっても自由。
長時間拘束されても、拘束された感が全くない。労動ではなく、とっても楽しいこと。労動であって労動ではない。(ゴルフ会員権の仕事はちょっと労動だった)


得意なことや好きなことに特化すると、短時間でもパフォーマンスが発揮されるので、その分稼げるようになる。




自分軸とは自分の人生のシナリオを自分で書いていくこと。ほとんどの人がどう生きるかというシナリオを他人に書いてもらっている。



うまくいかない人は、こういう仕事をして豊かに暮らす、こういう働き方をして、これくらい収入をもつ、こういうプライベートをとるとか考えていない。考えていないことは叶わない。ここまで考えてほしい。




お客さんにどういう気持になってほしい、どういう場所でどのくらい働きたい、どのくらいのお客さんに来てもらって、毎月どのくらいお金を残す、家族とはどういうふうに時間を費やしてしているか。これが練上がったら、こういう生き方をしている人はいるのかなと見て欲しい。意外と近い人がいる。


叶えそうかどうか分からないちょっと背伸びした夢を書いてもらって、叶ったら夢もアップデートしてほしい。経験のないこと、知らないことは選択肢の中に入ってこない。会社を辞める前に実際にやっている人に会いにいって、本当に理想かどうか見て欲しい。
自分の理想としている人が既にいたら、喜んで友達になって、そこから一杯学んで、違うと思ったらまた探しにいけばいい。



本当は元々こうしたいという答えは持っている。何かのきっかけで忘れられてるだけで。出会うと思いだしたりする。あの人だからできたんだとなってしまうが、自分の中で同じものは持っているので、本当はできる。あの人にあるけど、自分にはないとつい思ってしまうが、自分にもあることを思い出してもらう。



最初マーケティングをやっていて、先に活躍するマーケターにジェラシーを感じる。ジェラシーの後に、あいつには出来るが自分には出来ないと思ってしまう。あいつのすごい所を書いていくと、結構自分も持っていることだったりする。自分も出来るよねと段々分かると、やるとやれちゃう。マーケティング次にも全く別のことをやってみて、次々と出来たりして、「なろうとするんじゃなくて、なれてると知る。」



自分が好きだなぁと思った事を、実際にやっている人たちの中で、「この人素敵だなぁ。。」と思う人の所に弟子入りする。弟子入りするときは、その人が何が一番喜びなのか、その人になったつもりで想像して考える。お金以外のアイデアで考える。

商売の時も同じ。お客さんがこれをされたら喜ぶだろうなぁということを一生懸命に考える。
これさえできれば、めし食うのに困ることはない。



お金持ちだって同じ人間。どっちが価値あるないじゃなく、同じ人間としてどこまで関われるかどうか。お金持ちをビックリマンチョコをたくさん持っているくらいに置き換えて考える。もちろん、尊敬しながら接することは大事。必要以上にビビらない。


情熱を持って接すると意外に答えてくれる。自分が一生懸命極めて道を、「さあ、行こう」という若者がいると、人間はつい応援したくなる。いかにそこに情熱を持って、「あなたのような生き方をしたいんです」「あなたのようになってみたいんです」と言えるかどうか。ほとんどの人はびびってしまう。その人と同じ位の情熱を持って接すると結構教えてくれる。一番大事なのは情熱。テクニックじゃない。「本当に心動いたな」「この人のような時間を過ごしたいなぁ。。」という気持ちを素直にぶつけてみる。




100あるステップのうちの現在は2か3だとしても。「2か3か~」と思うのではなく、「あと97も98も楽しいことがあるんだ」という感覚で見て欲しい。ドラマチックな運命の出会い、思いもよらない運命の流れがあったり、扉が3つも連続で開いたとか、結構あるので、それを楽しんで欲しい。






まずは興味のある世界にいっぱい触れて欲しい。




2012年8月1日水曜日

本田晃一さんのアドバイス 1207-1


最近、本田晃一さんにビジネスや人生について学ぶ機会がありました。

自分のアドバイスはブログなどでどんどん公表してOKと言ってくれたので、皆さんにシェアしたいと思います。

名言集方式になっています。




「ホームページは、パッと訪れた時に5歳の子でも分かるように作る。」
そのために、ざっくりした内容をトップページに書く。数あるHPの中でわざわざ見るメリットが一瞬で分かるように作る。



みんな(ホームページなどでは)商品名を先に(大きく)書いている。自分が知っていることは地球上のみんな知っていると勘違いしてしまう。それをチェックする方法は、同窓会で10年振りに会った友人に自分の商品名を知っている?と聞いて知っているかどうかが分かれ目。もし知らなければ、その友人に商品をどう説明するかを考え、その内容をホームページに書く。




「同じ業界のアフィリエイトをやってみる。」
どういうサイトが、アフィリエイターに対してどういうふうに働きかけて、幾ら位の報酬を払ってお客さんが幾ら位の商品を買っているのかが分かるので。



アフィリエイターに広告を流すのなら、広告を流される側も経験する。
常に反対側も経験すること。

「商売する人間は商売する側の視点しか持っていない。常にお客さん側の視点を持って欲しい。」


ゴルフ会員権をHPで売った時、ゴルフ会員権を買いそうな人たちにネットサーフィンをしてもらってどこのサイトで購入したいか、その理由を聞いて、その理由を自分のHPで再現すると売れた。当時、ゴルフ会員権のサイトは少なかったので、ヨットや不動産のサイトも試してもらった。



ライバルが簡単にパクれるものを作ると終わってしまうので、オリジナルを作れるか、そしてどれだけ情熱を捧げられるか。なんとなく売れそうだからだという理由で始めると、なんとなく終わってしまう。


10個作って1個当たるだろうとみんな考えるけど、当たらない。特に、起業の時はエネルギーをとっても使うので、虫眼鏡で太陽の光を一点に集めたら燃えるようなエネルギーがないと燃えない。何回も燃やしたことがある人はいっぺんに10個燃やす事が出来るが、まだ燃やしたことのない人は1個じゃないと燃えない。



簡単に作れるものは簡単に真似される。



「どうやったら目の前の人が10年20年たっても自分のサービスを使い続けてくれるかという視点を持って欲しい。」

ほとんど人がビジネスをスタートするときは売上1年くらいしか考えていない。これくらい払ってくれたらラッキーという考えでやってしまう。それよりも無理なく10年・20年払い続けてもらうという視点を考える。例えば1年で1万円もらうという方法もあるが、毎年3000円ずつもらって10年かけて3万円もらうという方法もある。

ビジネスは少額でもいいので、長期間に渡ってもらったほうがいい。安定する上、税制面でも有利。長くもらったほうが税金はかかりにくい。一発あたるとドボッととられて、翌年もとられる。